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猫に刺身を食べさせてもいい?生魚に関する注意点

食事中、猫がいい匂いに気付いておねだりをしてくることがあります。無視するのもかわいそうだし、何か食べさせてあげられないかなと考えてしまいますね。

刺身は魚だし、加工もほとんどされていないため猫にあげてもよさそうな気がしますが、果たしてどうなのでしょうか。

猫に刺身を食べさせていいの?

猫に刺身を食べさせてもいいかどうかは魚の種類によります。また、食べて大丈夫なものでも食べ過ぎると害になるものもたくさんあります。

また、生の魚はアレルギーを誘発する・消化不良の原因になるおそれもあります。体力のない子猫や高齢猫、持病のある猫には種類を問わず食べさせないほうが無難です。

猫に食べさせていい刺身の種類は?

一般的な刺身でいうとマグロ・カツオ・タイ・カンパチ・サーモンの刺身は食べさせても問題ないといわれます。しかし、どれだけ食べさせてもいいというわけではありません。

一度にあげていい量は一切れの4分の1程度で、頻度は月に1回程度にとどめておきましょう。

また、寄生虫や食中毒の心配もあるので、適正に処理された新鮮なものを食べさせましょう。味付きのものはあげてはいけません。

猫に食べさせないほうがいい刺身の種類は?

次に、猫に食べさせない方が良いお刺身の種類をいくつかご紹介します。これらの刺身をご家庭で食べる際は、盗られないように気をつけてくださいね。

イカやタコ、甲殻類

イカやタコ、カニなどの甲殻類に含まれている「チアミナーゼ」という物質はビタミンB1を分解するはたらきを持ちます。ビタミンB1は動物にとって大切な栄養素で、体内で欠乏すると運動機能障害などが発生します。

昔から「猫にイカを食べさせると腰が抜ける」といわれるのはこのビタミンB1欠乏症のことです。適切な治療がおこなわれないと命にかかわることもあり、非常に危険です。

チアミナーゼは加熱すると活動しなくなりますが、加熱に関係なくイカやタコは消化に悪いのでおすすめできません。

貝類

アワビやサザエなどの海藻を食べる貝類の内臓には、「光線過敏症」という皮膚病の原因になる物質が含まれています。光線過敏症になると皮膚が光に当たることでかぶれ、強いかゆみを感じます。猫の場合は毛の薄い耳に症状が出やすく、ひどくなると耳が壊死してしまうこともあります。

光線過敏症の原因物質は加熱してもなくならないので、刺身以外でも注意が必要です。

青魚

青魚に含まれるDHAやEPAなどの不飽和脂肪酸は人間の健康によいことで有名ですが、猫が大量に摂取するのはよくありません。とりすぎた不飽和脂肪酸は猫の身体の脂肪を酸化させ、黄色脂肪症(イエローファット)という病気を引き起こします。酸化した脂肪はかたく黄色くなり、痛みが生じます。

ただし、黄色脂肪症は不飽和脂肪酸を長期にとり続けた場合に起こる症状です。たまに少量食べる程度では発症しません。

まとめ

猫には適した種類の刺身を少量であれば食べさせることができます。ただし、生の魚は積極的に食べさせるべきではないことを覚えておかなくてはなりません。

色々なものを食べさせてあげたい気持ちはありますが、愛猫の健康を考えるなら食事は専用のフードを与えましょう。

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