マイクロチップは、猫や犬などペットの体内に装着し、ペットが迷子になった時などに見つけやすくする物です。
聞いたことはあるけど詳しいことは知らない、という方もいるのではないでしょうか。
マイクロチップについて正しい知識を身につけ、お家のワンちゃんネコちゃんを危険から守ってあげましょう。
マイクロチップとは
マイクロチップとは、直径2㎜長さ約1㎝程の筒状の電子器具で、動物の体内(主に首の後ろ辺り)に注射で装着されます。
マイクロチップに飼い主の名前や住所などの情報を登録することができ、専用のリーダーで読み取る事ができます。
なので、迷子や災害によって飼い主と離れてしまった際に保護された先で飼い主情報が分かるため、ペットが家に戻って来やすくなる、ということです。
マイクロチップで場所は特定できる?
「マイクロチップにG P S機能が付いている」と勘違いしている人もいるかもしれませんが、場所を特定できるようなG P S機能などは付いていません。
あくまでも専用のリーダーがある施設(動物愛護センターや保健所、動物病院や警察署)などに保護された際に、飼い主情報がわかる、というものになります。
マイクロチップ装着の費用
マイクロチップの装着は動物病院で獣医さんが行うものになっており、かかる費用としては登録料も含め数千円〜一万円ほどが一般的です。
ペット保険によっては保証対象になるもの、自治体によっては助成金が出る場合もあります。
マイクロチップのメリット
電子器具を体内に入れると聞くと、可哀想と思う方もいるでしょう。
ですが、迷子になってしまった際の事故や、保護された後に飼い主情報がわからないまま殺処分されてしまう場合のことを考えると遥かにメリットの方が多いのが事実です。
猫は好奇心の多い動物です。うちの子は迷子になんてならない!と思っている方も、網戸を破って外に出てしまったり、洗濯物を干している一瞬の隙に脱走してしまったり、愛猫が迷子になってしまう可能性はゼロではありません。
またマイクロチップが装着される際は、普通の注射と変わらない程度の痛み、短時間で終わる、という点から体への負担はほとんどないといわれています。
以上のことを踏まえると、マイクロチップの装着はメリットの方が多いといえます。
愛猫のことを考え正しい判断をしてあげましょう。
マイクロチップの義務化
動物愛護法の改正により2022年6月より犬猫へのマイクロチップへの装着が義務化される予定です。
ですが、義務化されるのは犬猫を販売するブリーダーやペットショップであり、飼い主には「努力義務」とされています。
また2022年6月以前にお家に迎えたペットについては装着義務はありませんが、迷い猫や保護猫の殺処分のことを考えると、お家の猫にマイクロチップを装着することが懸命と言えるでしょう。
マイクロチップをペットに装着することは今後常識ともなってくるでしょう。
マイクロチップについて正しい知識を身につけ愛猫を守ってあげましょう。