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病気

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猫の皮膚病の原因は何?どんな治療があるの?


私達は皮膚病と聞くと、痒くなる、赤くなる、毛が抜けるといった症状を思い浮かべます。

しかし、皮膚病の原因や治療法などはよく分からないといった方が多いのではないでしょうか?

この記事では、皮膚病の原因と治療方法について解説をしていきます。

猫の皮膚病ってどんなもの?

皮膚病とは皮膚に現れている症状の原因がはっきりとわかっている病気のことです。

症状としては以下のものがよく見られます。

・毛が抜ける(脱毛)

・毛ヅヤが悪くなる(被毛粗剛)

・痒がる

・できものや湿疹ができる

・皮膚の変色(赤くなる・黒くなる)

・体全体から嫌な(いつもと違う)においがする

皮膚は体の中で一番大きな臓器です。

また、内臓と違い常に目で見ることができるため、異変に気が付きやすい病気の1つといえます。

猫の皮膚病の原因てどんなものがあるの?

一言に猫の皮膚病といってもその原因となるものはたくさんあります。

ここからは、皮膚病の原因について解説していきます。

寄生虫

・ノミアレルギー性皮膚炎

・疥癬

・耳ダニ感染症(耳疥癬)

・ツメダニ症

・毛包虫症(ニキビダニ症)

これらはノミやダニによって引き起こされる病気です。

寄生虫が原因なので飼育環境によっては同居のペットにも移る可能性もあります。

治療は駆虫薬が有効なものが多いのです。

カビ(真菌)

・白癬(皮膚糸状菌症)

・マラセチア感染症

これらはカビ(真菌)によって引き起こされる病気です。

カビが原因なので飼育環境によっては同居のペットにも移る可能性もあります。

治療は毛刈りや治療用のシャンプーを使うことが多いですが、症状の状態によっては抗真菌薬を経口投与する場合もあります。

細菌

・膿皮症

膿皮症は細菌によって引き起こされる病気です。

細菌が皮膚の上で異常繁殖して膿を排出している状態です。

膿皮症は細菌の感染の深さによって3つの状態に分けられます。

そのため、現れる症状は痒みがあったりなかったり、かさぶたや脱毛、丘疹や膿疱など様々です。

治療は軽度であれば抗生剤の投与になることが多いですが、重度になると薬の長期投与が必要になることがあります。

また、細菌感染の原因がダニなどの外部寄生虫からの場合は寄生虫の駆除も同時に必要となります。

ホルモン異常

・クッシング症候群(副腎皮質機能亢進症)

副腎皮質からコルチゾールというホルモンが過剰に分泌されることで発症します。

猫では稀です。

副腎皮質機能亢進症はさらに3つのタイプに分けられ、それぞれのタイプや状態に合わせて治療が進められます。

ストレス

・心因性皮膚疾患

ストレスが原因で起こります。

治療はストレスの原因がわかっていればそれを取り除くことで改善することもあります。

しかし、場合によっては猫の不安を軽減させるために精神安定剤や抗うつ剤を使用することもあります。

腫瘍・紫外線

・扁平上皮癌

・日光皮膚炎

腫瘍や日光の当たりすぎによって皮膚に異常が起こることがあります。

治療は腫瘍の種類によって、切除や投薬、原因から遠ざける飼育に切り替えるなど治療法が違ってきます。

アレルギー

・アトピー性皮膚炎

・食物アレルギー性皮膚炎

・接触性アレルギー性皮膚炎

本来無害である食物や特定のものに対する刺激、原因物質が口や皮膚から入ることで体の免疫細胞が過剰に反応してしまうことで起こります。

治療はアレルギーの原因の除去になります。

しかし、多くは原因の特定や完全な除去が難しいことが多く、並行してシャンプー治療や保湿クリーム、抗生剤などの内服などが行われます。

まとめ

いかがでしたか?

皮膚病といってもその原因は様々でぱっと見で判断をするのは困難です。

そのため、動物病院でも皮膚病がどれによるものかを調べるために症状に併せて複数の検査を行うこともあります。

また、皮膚病は重症化してしまうと完治が難しくなったり、長期間お薬で症状をコントロールしなければいけないことも珍しいことではありません。

皮膚病の重症化は猫や飼い主にとっても精神的・経済的に大きな負担になります。

そうならないためにも、異変に気が付いてあげたときは早めに獣医さんに相談してください。

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