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病気

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猫の口臭が伝えるサインとは?どんな病気が疑われるの?

私達人間にはその人個人の「ニオイ」があります。

このニオイは体臭や口臭となり、人によっては悩みの1つになることもあります。

そしてこの個人そのもののニオイがあるのは猫も同じです。

猫もその子自身のニオイがありますが、健康であればさほど気になるものではありません。

しかし、時として猫自身のニオイに違和感を覚えることがあります。

この記事では猫の違和感を感じる口臭について解説します。

猫の口臭にも種類があるの?

猫の口臭には種類があります。

それは「口そのものの場合」と「体内の異臭が口を通して臭う場合」です。

ここからは猫の口臭を上の2つに分けて解説していきます。

そもそも口臭とは?

口臭とは口の中から発する強いニオイのことです。

この口臭の原因は様々で、食事後のニオイや病気によるものなど多岐に渡ります。

猫の口臭が口そのものからの場合

一般的に「口臭」と聞くと「口そのもののニオイ」を想像することが多いと思いのではないでしょうか。

ここからは口そのものが臭う原因の病気について3つ解説していきます。

口内炎

口内炎は猫に多く見られる口の中の疾患の1つです。

原因はウイルス感染による免疫機能の低下や、歯石が重度についてしまったことによる口腔環境の悪化、交通事故や感電などによる口腔への傷、そもそもに原因不明なものまであります。

歯周病

歯周病は歯肉炎(歯茎の炎症)と歯周炎(歯が埋まっている顎の骨まで炎症が進行している状態)が合わさったものです。

そして、この歯周病は猫全体の約8割に認められます。

こちらも原因としては食べかすが残ることにより、歯垢が歯に付着しやがて歯石となり、歯石の中にいる細菌によって口腔内の環境の悪化することで引き起こされます。

口腔内の腫瘍

口内炎や歯周病ほど多くはありませんが口腔内にできた腫瘍により炎症が起こり、口臭がすることがあります。

口の中でできてしまう腫瘍の中では「扁平上皮癌」という腫瘍が多数を占めています。

猫の口臭が体内からしている場合

次に猫の口臭の原因が体内からくるものについて2つ解説していきます。

腎不全

腎不全の場合、腎臓で排泄するはずの老廃物がうまく排出されず体内に溜まっていってしまいます。

その結果、口臭という形で現れることもあります。

また、腎不全になると高窒素血症となり、もともとあった口の中の炎症が進行してしまう可能性もあります。

肝不全

肝不全の場合、肝臓で行われる解毒と排出がうまく行えなくなります。

その結果、身体の中に解毒されるはずの毒素がたまり、アンモニア臭という形で現れることがあります。

またこれら以外にも重度の便秘や腸の障害である腸閉塞を起こしている場合でも口臭が臭いと感じることがあります。

まとめ

猫の口臭は目に見えない愛猫の体の変化を私達に伝えてくれる大切なサインの1つです。

口臭の違和感の段階で気がつくことができれば、その原因である病気に対して早期発見・治療を行うことも難しいことではありません。

愛猫の匂いの変化をいち早く感じ取れるのは、私達飼い主をおいて他にはいません。

もし、少しでも愛猫の口臭に違和感を覚えたならば一度動物病院を受診されることをおすすめします。

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