お家の猫ちゃんに歯磨きってしていますか？
えっ!!猫にデンタルケアって必要なの？と思った方は多いと思います。
犬のデンタルケアの必要性は以前から良くいわれていて、テレビCMもいくつか流れているほどです。
では、猫もデンタルケアが必要なのか?今回は猫のデンタルケアについて解説します。
猫にデンタルケアは必要?
ネコ科の動物は肉食で、食べるときに肉をちぎって食べることで歯の表面の汚れが取れます。そのうえ咀嚼が少ないため、食べカスが口の中に残らず、虫歯や歯周病になりにくいといわれています。
しかし、家猫の場合はキャットフードを食べているので食べカスが残り歯垢が出来やすいため、歯周病になりやすくなってしまいます。
そのため、定期的にデンタルケアを行い、歯垢を取り除くことが必要になります。
デンタルケアはいつから？
成猫になってからデンタルケアを始めようとすると、嫌がってなかなか歯磨きをやらせてくれません。嫌がる前にクセ付けしましょう。
子猫のうちに口周りに触れることに慣れさせることが理想です。具体的には、永久歯が生えそろう生後４ヶ月～６ヶ月までには慣らしておくと良いです。
デンタルケアの方法は？
デンタルケアには、どのような方法があるのでしょうか？
方法ごとにご紹介します。
歯ブラシ・歯磨き粉を使う
突然歯ブラシを当てると、猫でなくても嫌がります。
無理強いせずに、猫が歯ブラシ嫌いならないよう気をつけましょう。
歯ブラシの使い方
歯の根元に当て、軽く揺らすように磨きます。歯肉に当たると傷つける可能性があるので、注意が必要です。また、子猫の場合は口元に歯ブラシを優しく当ててじゃれさせたり、手で口元を触ったりするだけでも大丈夫です。そうすることで口周りに触られることに慣れ、飼い主さんが歯ブラシが楽になるだけではなく、動物病院の診療の際も嫌がらずに口を触らせてくれます。
歯磨き粉の使い方
猫が好きな味・香りが使われ、歯磨き粉が市販されています。
歯磨きを好きになってくれるように、家猫が好きな味、香りを選んであげましょう。また、歯磨き嫌いの猫向けに、飲み水に混ぜて使う“液状歯磨き粉”もあるので、お試しください。
歯磨き頻度
猫の歯磨きは毎日するべきなのでしょうか？
考え方は人間と一緒で、毎日・毎食後がベストです。
しかし、現実には手間がかかるため無理があります。
最低でも２日～３日に一度はケアすることを心がけましょう。
歯ブラシを嫌がる場合
そうは言っても、歯ブラシを嫌がる子は多いです。歯ブラシを嫌がらない子の方が珍しいくらいです。
そんなときは、別の方法で試して見ましょう。
- 綿棒
綿棒の先に歯磨き粉を付け、歯の根元を優しく磨いてください。
- 歯磨きシート
指に巻いて、使うものです。
歯ブラシと違って、指で直接歯に触れることが出来るので猫も安心します。
- 歯磨きガム
猫がかむことで歯垢が除去できます。おやつとして、取り入れるのもいいでしょう。
- 歯磨きトイ
猫が噛みついた時、歯の表面を磨いてくれます。猫にとってはおもちゃで遊んでいるという感覚なので、取り入れやすいかもしれません。おうちの子の好みの物を探してみてください。
まとめ
猫のデンタルケアの必要性と、デンタルケア方法について解説してきました。
- 家猫はキャットフードを食べているので、デンタルケアが必要。
- 子猫のうちから、デンタルケアに慣らさせた方がいい
- デンタルケアは歯ブラシを使う。嫌がれば、歯磨きシートや歯磨きガムなどでも代用可能。
家猫が健康で暮らせるために、歯磨きやデンタルケアの方法を活用いただき、大切な家族と暮らせるよう参考にしていただければと思います。
最後まで、お読みいただきありがとうございます。
子猫の見学予約