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猫にマダニが付いてしまったら?対処法を解説

私たちは「マダニ」と聞いてどんなことを想像するでしょうか?

「黒くてつるっとしてる」「小さい」「血を吸う」といった特徴を思い浮かべる方も多いでしょう。

犬を飼っている人は「散歩中の犬に噛みつく虫」と認識されている人も少なくありません。

しかし、マダニは犬だけでなく人や猫にも噛みついてくることもあります。

この記事ではマダニから移る病気と噛まれた時の対処法について解説していきます。

猫のマダニについて知ろう!

私たちの身の回りにはたくさんの生き物たちがいます。

都市部かそうでないかで身近な生き物は変わってきますが、生き物によっては場所に関係なく生息しています。

その一つがマダニです。

ここからは、マダニという寄生虫について解説します。

マダニとは?

マダニは、数多くの種類があり日本には47種類が生息しているとされています。

世界にいるマダニ類は800以上の種類が確認されています。

マダニから移る病気はあるの?

マダニが猫に噛みつくことで引き起こされる感染症はいくつかあります。

マダニから移る感染症は以下のものがあります。

・ライム病

・猫ヘモバルトネラ症

・Q熱

・ピロプラズマ病

があります。

人には移るの?

マダニが噛みつくのは犬や猫だけではありません。

人にも噛みつき、感染症を引き起こさせます。

マダニによって引き起こされる感染症には以下のものがあります。

・重症熱性血小板減少症候群(SFTS)

・日本紅斑熱

・ダニ媒介性脳炎

・Q熱(コクシエラ症)

・ライム病

この中で、Q熱(コクシエラ症)とライム病は人獣共通感染症になります。

ここで大切なのはQ熱やライム病に感染した猫や犬から人に直接感染するのではなく、犬も猫も人も病原体を持ったマダニに噛まれて感染するということです。

猫にマダニがついていた時の対処法

マダニに噛まれた愛猫を見て急いで追い払おうとする飼い主さんは少なくありません。

しかし、噛みついたマダニを焦って取ろうとしてしまうとかえって事態が悪くなる場合があります。

ここからは、マダニの被害を最小限にする対処法を紹介します。

どうして無理やりとってはいけないの?

マダニは血を吸うときにセメント物質を出して頭をがっちりと動物の皮膚に食い込せます。

そうすることで動物が多少暴れても振り落とされる心配がないからです。

しかし、取り外したい側としてはこのセメントは厄介極まりないのです。

無理やり外そうとすれば、マダニの胴体と頭部が引きちぎれます。

この残った頭部が原因で皮膚炎や化膿を引き起こす可能性があります。

また取り除く際、血を吸っている状態のマダニを潰してしまった場合、吸った血が逆流して動物の体の中に戻ります。

戻ったときにマダニの中にある病原体を吸った血と一緒に動物の体の中に入れてしまうことになるのです。

そのため、マダニを無理やり取ろうとするのはおすすめできません。

無理せず動物病院へ

マダニを取り除くには動物病院にお願いするのが一番安心でしょう。

その理由は、マダニを取り除くには専用のピンセットや薬剤が必要になるからです。

インターネットで検索してみると、お酢やアルコールで代用可能なようですが賛否両論があるため、確実な除去を目的とするならやはり専用の薬剤を使用するのが一番です。

また、マダニはつまむ場所を間違えると簡単に潰れてしまいます。

そのため、正確な構造を把握していないと感染症のリスクを高めてしまいます。

安全で確実な除去を望むのであれば動物病院にお願いするのが無難です。

まとめ

いかがでしたか?

マダニは私たちの身近にいるため完璧な予防を行うのは難しいです。

きちんと予防薬を使っていても運悪く嚙まれてしまうこともあります。

しかし、正しい知識をもって適切な対処をすれば症状を悪化させることは少ないです。

もし愛猫がマダニに嚙まれてしまったら慌てずに対処をしてあげてください。

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