猫も犬も両方好きで飼ってみたい、と思っている方は多いのではないでしょうか。
動画やSNSでは仲良くしている猫と犬を見かけますが、実際飼ってみたらうまくいくのだろうかと不安になりますね。
猫と犬を同居させるときには、どんなことに気を付ければよいのでしょうか。
猫と犬それぞれの特性を理解する
猫と犬はまったく異なる特性を持っています。
同居をさせたいのであれば両者が別の動物であることをきちんと理解し、無理のないよう生活させなくてはいけません。
猫の特徴
猫は群れを作らず単独で行動していたため、鳴き声をあまり上げません。
獲物や天敵に見つからないよう音を立てずに移動し、こまめにグルーミングして体臭を隠します。
個体差はありますが飼い主とも距離を保ち、自由に行動したがります。
犬の特徴
群れを作って行動し、鳴き声でコミュニケーションを取りあうためよく吠えます。
猫のように爪がしまえないのでフローリングを歩くと足音がよく聞こえます。
仲間に自分の存在を知らせるためマーキングをおこないます。
飼い主や家族を群れの仲間のように思い、積極的にコミュニケーションを取ります。
猫と犬の同居で気をつけること
猫と犬が仲良くなるには少々時間がかかると思っていた方がよいでしょう。
それまでは必要以上に接触させず、距離をとって徐々に慣らしていきましょう。
それぞれの専用スペースを確保する
犬と猫は真逆ともいえる特性を持つので、お互いに干渉されないスペースを作ることが大切です。
特に同居でストレスを強く感じやすいのは猫の方なので、落ち着ける場所を作ってあげましょう。
高いところは猫が本能的に安心できる場所であるうえに、犬が上ってこれないのでおすすめです。
また犬は静かで狭い場所を好むので、部屋の隅や廊下などに専用のスペースを作ってあげましょう。
餌は別々に与える
猫は肉食、犬は雑食なので、フードの成分が違います。
間違って食べてしまうことの無いよう、餌の場所や時間をずらしましょう。
先住ペットをしっかりかわいがる
新しく迎えたペットに早く家に馴染んでもらいたいという気持ちはあるでしょう。
しかし、新しいペットにばかり構っていると先住ペットが嫉妬し仲が悪くなる原因になってしまいます。
餌や遊んであげる順番を優先するなど、「あなたのことが大切だよ」としっかり伝わるようコミュニケーションを取りましょう。
猫と犬、同居がうまくいきやすい組み合わせは
猫と犬どちらも生後間もない小さなうちからの同居だとスムーズにいきやすいといわれます。
また、年齢や性別が近いとライバル意識が芽生えやすいともいわれるので、年齢や性別の違う組み合わせもよいでしょう。
たとえば先住ペットがオスの成犬の場合はメスの子猫を迎える、といった感じです。
まとめ
猫と犬が仲良くなってくれるまでの時間は個々の性格によっても違います。
飼い主さんは大変ですが、お互いが家族と認め合うまでしっかり両方に愛情を注いでかわいがってあげましょう。