猫の飼育経験者の多くは、猫が前足を隠して座るのを見たことがあるでしょう。
この座り方には、香箱座りという名称がついています。
猫の香箱座りの体勢は、見た目が香箱に似ている点が特徴です。
一般的に猫の香箱座りは、くつろぐときに見られる姿といえます。
ただし野良猫や子猫は、香箱座りをあまりしないといわれています。
猫の香箱座りとは?
目にする機会が多い猫の座り方の代表例が香箱座りです。
いったい香箱座りとはどのような座り方なのか、これから紹介していきます。
くつろぎ中の座り方
体の中に前足を隠した座り方を香箱座りと呼びます。
香箱とは、お香を入れる蓋つきの箱です。こんもりと背中を丸めた猫の姿勢を香箱に例えて、香箱座りと呼称されています。
猫のくつろいだ姿勢は複数ありますが、香箱座りもそのひとつといえるでしょう。
また猫の香箱座りは、現在の環境に安心している証拠ともいえます。
香箱座りをする動物は猫以外にも!
香箱座りをするのは猫だけではありません。
百獣の王であるライオンや、トラなど、猫以外のネコ科の動物も香箱座りをします。
また身近な動物でいうと、犬やウサギにも見られるようです。
このほかアルパカも香箱座りをするといわれています。
香箱座りをしない猫もいる
猫の座り方の代表格ともいえる香箱座りですが、すべての猫がするわけではありません。香箱座りをしない猫の例は以下のとおりです。
野良猫
香箱座りは、ある程度くつろいだ状態でないとしない座り方です。
そのため外敵に襲われる危険性のある野良猫は、香箱座りをしないのが一般的とされています。
また野良猫は睡眠時も含めて、いつでもすぐに動ける体勢をとる傾向にあります。
子猫
野良猫以外に、子猫もあまり香箱座りをしないといえるでしょう。
子猫の時期は、好奇心旺盛で活動的です。そのため香箱座りをする機会が自ずと少なくなるといえるでしょう。
猫が香箱座りですやすやと眠る姿に癒される飼い主さんは少なくないでしょう。
香箱座りをしているときの猫はくつろぎ状態です。静かに見守って過ごしましょう。