人の行動のなかには、猫が苦手とするものがいくつかあります。
何気ない行動が、猫がなつかない理由となり得るので注意しましょう。
具体的には、大きな音や刺激の強いにおい、猫のペースを無視する行動があげられます。
猫がなつかない理由①音、におい
猫がなつかない理由のポイントとなる要素は、音とにおいです。以下、猫が苦手とする音やにおいについて解説します。
大きな音
猫は音に敏感な動物です。そのため大きな音を立てる人や、大声で話す人は猫に敬遠されるでしょう。猫と接するときには、控え目な動作でやさしく話しかけることが大切です。また猫は、男性よりも女性の声を好む傾向にあります。猫への声掛けは、少し高めの声でおこなうとよいでしょう。
におい
猫の苦手とするにおいを身にまとっていることも、猫がなつかない理由のひとつです。猫が嫌うにおいとしては、タバコや湿布、香水などがあげられます。またレモンやオレンジといった、柑橘系のにおいも避けるようにしましょう。
猫がなつかない理由②猫のペースに合わない行動
個体差はあるものの、一般的に猫はマイペースで気まぐれです。猫と暮らすにあたっては、人間側が猫のペースに合わせる必要があります。以下が猫の嫌がる行動の一例です。
無理矢理なでる
猫がそばにいると、ついなでたくなってしまう飼い主さんは多いでしょう。飼い主さんが愛情表現としてなでていても、猫の気分によっては迷惑な行動ととられかねません。少し触れてみて、猫が嫌がる素振りを見せたら、それ以上なでるのは我慢しましょう。しつこく触るのは厳禁です。
猫の「構って」サインを見逃している
猫が飼い主さんに構って欲しいときには、何かしらのサインが発せられています。このサインを察知できず、飼い主さんの都合で触れようものなら、猫になつかれる道が遠のいてしまうかもしれません。
パソコンの画面の前に立つ、読んでいる新聞の上に座るなどの行動は、構って欲しいサインの可能性があります。邪魔だなと感じるかもしれませんが、猫が自分の意志で近寄ってきた際には、ぜひなでてあげましょう。
以上、猫がなつかない理由についてご紹介しました。日常生活でのちょっとした気配りで、猫と親睦を深めることが期待できます。猫が嫌がる行動は避けて、猫に好かれる飼い主を目指しましょう。