子猫も生後しばらくの間はヒトの赤ちゃん同様に、ミルクのみで栄養を取り成長します。子猫の元気な発育に欠かすことのできないミルクを与えるときのポイントをご紹介します。
子猫には子猫用ミルクを!
子猫用のミルクの選び方
子猫は生後4〜8週くらいまではミルクを飲んで育ちます。それだけ大切な栄養源になるミルクですが、特に生まれたての子猫を偶然保護した、などの状況でしてしまいがちなのが牛乳を与えてしまうことです。
ミルク、イコール牛乳という人間的な常識による判断は、子猫にとっては危険です。牛乳は牛のミルクなので、猫の体にはなかなか合わないですね。
牛乳を与えるとまだ消化器官の弱い子猫の場合、容易に下痢に繋がってしまうのです。
ペットに関心がある人ならば、おそらく目にしたことがあるように、猫には猫用ミルクというものがあります。
赤ちゃん用、シニア用など成長段階に分けて販売されているので、子猫には子猫用ミルクを与えるようにしましょう。
種類には、粉ミルク、液体ミルクと分かれていますが、濃さや量を調節しやすいといった利便性や経済的な面からも粉ミルクの方がおすすめです。
子猫にミルクを与える時の注意点
子猫にミルクを与える時に気をつけたい事に、ミルクの温度、回数、量、またいつまで与えるかなどを解説していきます。
特に生後間もない子猫の場合にはミルクの温度にも気を使い、人間の粉ミルク同様、お湯で溶いたものを人肌程度にまで冷ましてから与えます。人用の哺乳瓶で大丈夫です。
与える回数や量は成長とともに一度に飲める量が増え回数は減っていくものですが、基本的には子猫用ミルクに記載された回数と量を目安にしましょう。
もちろん個体差があるので、1匹1匹の成長速度に合わせ、ある程度の調整は必要です。
またいつまで与えるかは離乳食に切り替えていくタイミングによりますが、乳歯の生え始める生後3週あたりから、少しずつ離乳食への切り替えを開始しましょう。
生後8週ほどで卒乳が大体の目安になっています。
離乳食に切り替えていく際には、始めはミルクを離乳食にかけて与えるなどして少しずつシフトしていくことがポイントになります。
この時期の子猫の胃腸は非常にデリケートなので、排泄物の様子などにも気を配りながら焦らず少しずつ切り替えていきましょう。
まとめ
猫用ミルクは子猫の成長の土台となる大切な栄養源です。大切な猫ちゃんが元気に育っていくように、温かく見守りながら丁寧にミルクを与えてお世話してあげて下さい。