子猫は成長が早く、目に見えて大きくなって行きますよね。体重の変化も大きいので、餌の量も決めづらいです。
飼い主がしっかりと猫ちゃんに必要な餌の量を把握して、大切な成長期に必要な量の栄養を与えるようにしましょう。その必要量を知る手がかりとなるのが子猫の体重です。しっかりと判断すろのは体重を使って計算するのがいいですが、それが手間でしたら、餌のパッケージから簡単に決めることもできます。
この記事では2通りの餌の量の把握の仕方を紹介します。
子猫に必要な餌の量の知り方【パッケージ情報編】
子猫は生後一月くらいから、ミルクを卒業しフードへと食事が切り替わっていきます。市販のキャットフードにはドライタイプとウェットタイプがありますが、どちらのタイプを選ぶにしても「子猫用」と表示されているものを選びましょう。これは成猫よりも子猫のほうが必要とする栄養が多く、成分の配合が異なってくるためです。
まず大まかな必要量は、餌のパッケージから知ることができます。パッケージの表示には子猫の月齢、目安の体重と共にその時期与えるべき餌の量が大抵グラム単位で示されています。基本的にはその量が目安になります。フードによってグラムあたりのカロリーが異なっていることがあるので、フードを変えるときなどには新しい給餌量の再確認が必要になります。
子猫に必要な餌の量の知り方【計算式編】
もう一つの餌の量を知るのに計算式で求めるという方法があります。こちらなら子猫の発達や体格の違いにも対応して必要量を求めることができるのでより厳密な量が求められます。
計算は次の2ステップで行うことができます。
①1日に必要なカロリーを計算する
子猫の一日に必要なカロリー(kcal)=(子猫の体重×30+70)×2
例:1.1キロの子猫なら、
(1.1×30+70)×2=206kcal
1日に206kcal摂取すると良いということがわかります。
この式に自分の子猫の体重を当てはめた上ると一日に取らせるべきカロリーがわかります。続いてフードのパッケージに表示されている100gあたりのカロリー(kcal)と照らし合わせ与える餌の量を求めます。
② 1日に必要な餌の量を計算する
一日に与えるべき餌の量(g)=<1で求めた必要カロリー>÷<与えるフードの100gあたりのカロリー>×100
例:先ほどの1.1キロの子猫が100gあたり350kcalの餌を食べるとすると
206kcal÷350×100= 59g
なので大体60g与えれば子猫の成長を支えることができます。
ご紹介した2つの餌の必要量はあくまで基準であり、子猫一匹一匹の体質によって吸収量も変わります。当然成長して大人になったらここまでのカロリーは取る必要はありません。
しっかりと自分の子猫の発達状態を観察し、場合によっては餌の加減をすることも心掛けておきましょう。