子猫が餌をもりもり食べてたくさん遊んでぐっすり眠る、そんな姿を見ていると微笑ましく思えますが、餌を食べなかったりした日には、飼い主さんは心配になるものです。餌を食べない要因はいくつもありますが、もしかするとそれは猫ちゃんから発せられるストレスサインかもしれません。
子猫が餌を食べない要因は大きく3つ
猫が餌を食べない要因を大きく分けると、ワガママ、病気や怪我といった体調不良、ストレスの3点が挙げられます。
ワガママというのは、猫は元来、気まぐれと言われているようにその特徴が食の面でも現れているということです。フードが変わった、同じフードに飽きてしまった、トッピングが乗っていない、といった一見些細なことでも気になり食べることをやめてしまう猫ちゃんもいます。
また病気や怪我の場合には、お腹を壊している、元気がない、鼻水が出ている、など何かしらいつもと違う様子も見受けられるはずなので、それに加えて食欲もないとなれば一度獣医さんを受診しましょう。
上記2点に当てはまるようなところはないのに餌を食べない場合には、ストレス要因を疑いましょう。猫ちゃんは気まぐれですが、非常に繊細なところがあります。引っ越をした、住人が増えたり減ったりした、近所で工事が始まった等の環境に起因するストレスもありますし、留守番が長かった、馴れない人と長時間一緒に過ごしたなどということでもストレスを感じ餌を食べなくなってしまうことがあるのです。
ストレスで餌を食べないときの対処法
ストレスを感じ餌を食べていないときの猫ちゃんは、餌を食べない以外にも何かしらのストレス信号を発していることがよくあります。普段よりもよく鳴く、部屋の隅でじっとしていてなかなか動かない、トイレの失敗をする、毛づくろいを頻繁にしているなど、どこか不安げな様子が目立つなどのことが多くあります。
ストレス対処の基本はやはりストレスの原因を取り除くことです。環境的な要因の場合には何かしら落ち着ける様に工夫してあげることがポイントです。引っ越したばかりであるならば何かしら前の家で使っていた、その猫ちゃんのお気に入りのものを猫ちゃんの寝床のそばに置いてあげたり、その猫ちゃん専用のプライベート空間を設けてあげるのも良いでしょう。
また、長時間の留守番などの不安からきているようであれば、声をかけて落ち着かせてあげる、スキンシップを軽くとってあげるだけでも効果があるはずです。
他にも最近では猫ちゃん専用ストレス解消おもちゃなども販売されているのでそれらを試しても良いでしょう。
まとめ
たかがストレスと言えど、ストレスは万病のもとです。気づいた時にちょっと飼い主さんが気を配ってあげるだけで解消されるストレスもあるので大切な猫ちゃんの餌の食べ具合も健康のバロメーターと思い日々気にかけてあげて下さい。