ミルクをあげるときに、子猫がじたばた暴れることがあります。手を引っかかれて痛い思いもしますし、飲みづらいのでは?と不安にもなりますね。子猫がミルクを飲みながら暴れる理由と、対処法をご紹介します。
なぜ子猫はミルクの時に暴れるの?
子猫が暴れるとミルクを飲ませるのが大変ですね。しっかり成長してもらうためにも、暴れずきちんとミルクを飲んでほしいものです。
子猫が暴れるのには、以下のような理由が考えられます。
身体が不安定で不安
猫は四足歩行で、地面に足やおなかがついた状態で生活しています。抱っこで宙に浮いたような状態になると、身体が不安定で不安になります。
特に子猫はまだ周囲の状況を上手に把握できないので、身体の不安定さにパニックを起こすこともあります。足がつく場所を探そうとして、じたばたと足を動かすのです。
ミルクが飲みづらい
子猫は上手にミルクが飲めない時にも暴れます。
哺乳瓶の穴が小さくミルクがあまり出てこなかったり、ミルクを飲みやすい体勢でなかったりするとストレスを感じてしまうのです。
また、体勢によっては苦しいと感じて暴れている可能性があるので注意が必要です。
おなかがすいて興奮している
子猫が暴れるのはおなかがすいていることが理由の場合もあります。
おなかがすくとがつがつ食べて(飲んで)しまいたくなるのは人間も同じですね。
子猫の習性
子猫は母乳の出がよくなるように、前足を伸ばして母猫のおっぱいを揉むように押しながら飲みます。
子猫は上手に爪をしまえないことが多く、この動作の時に手を引っかかれてしまうこともあります。
暴れる子猫にミルクを飲ませる方法
ミルクの時に子猫が暴れる場合は、まず姿勢を見直してみましょう。母猫の母乳を飲むときに近い環境を作ってあげることが大切です。
姿勢はうつぶせで
子猫はうつぶせの姿勢で母乳を飲みます。子猫を安心させるために、自然に近い姿勢でミルクを飲ませましょう。
あおむけの姿勢はミルクをあげる側はやりやすいですが、子猫の気管にミルクが入ってしまうことがあります。苦しくてあばれたり、ひどいときには気管のミルクが原因で肺炎になったりするので避けましょう。
タオルやクッションで包む
子猫をやわらかいタオルやクッションの上にうつぶせに載せ、両脇を持ち上げるようにして身体を包むと安心します。
そのままおくるみのようにして、膝に乗せるとミルクをあげやすいです。
直接抱っこしないことで爪でひっかかれることも避けられます。
哺乳瓶をチェック
ミルクの出が良すぎても悪すぎても子猫は上手に飲めません。ミルクの出のめやすとしては、哺乳瓶を逆さにしてぽたぽたとミルクが垂れる程度がよいといわれます。
ちょうどいい具合になるように吸い口の穴を調整してあげましょう。
まとめ
ミルクを飲みながら子猫が暴れるのは、ほとんどの場合ミルクを飲むことに集中できない状態であることが原因です。子猫のようすを見ながらなぜ暴れるかを察し、ミルクが飲みやすいよう環境を整えてあげましょう。