生まれたばかりの子猫はまだ弱々しく、意思表示もはっきりできません。
ミルクをあげても足りているのか、おなかが空いていないか不安になってしまう方もいるでしょう。
子猫にはどのくらいミルクをあげればいいのか、週数別に必要なミルクの量と授乳回数の目安を解説します。
子猫の週数別のミルク量の目安
子猫にミルクをあげる場合は市販されている子猫用のミルクを使用しましょう。
シニア猫用のミルクもありますが、成分が違うので間違えずに子猫用を使用して下さい。
表はあくまでも目安です。
ミルクのパッケージに授乳量が表記されている場合はそちらを参考にしてください。
生後1週(1~7日)
生後間もなくの子猫は身体が小さく、ミルクをたくさん飲むことができないので約3時間おきの授乳が必要です。
ミルクをちゃんと飲めている場合は、哺乳瓶やシリンジから口を外したらおなかがいっぱいになった合図です。
生後2週(8~14日)
ミルクを飲める量が多くなってきたら、授乳の間隔を少し長くしましょう。
1回あたりの哺乳量が増えないようであれば回数は多めにしてあげてください。
生後3週(15~21日)
よちよちと動き回れるようになり、ミルクもそれなりに飲めるようになります。ようすを見て、飲めるだけ飲ませてあげましょう。
徐々に歯が生え始めるので、哺乳瓶の先を噛み切らないか注意しましょう。
このころからお皿でミルクを飲める子猫もいます。
生後4週(22~30日)
歯が生えそろってくるので、離乳食に移行していきます。最初の離乳食はミルクと混ぜてあげると移行がスムーズにいきやすいです。
慣れてきたら離乳食を優先的に与え、ミルクは食後に補助的にあげるようにします。
ミルクの量が足りているかは子猫の体重でチェック
子猫のミルクが足りているかを知るために、毎日体重を測りましょう。
子猫は順調に成長していると、1日に5~10g体重が増加します。体重増加が5g未満の場合はミルクが足りていない可能性があります。
ミルクの量を増やしてみましょう。
また、しっかり飲んでいるのに体重が増えない場合は病気の可能性も考えられるので、病院での受診をおすすめします。
まとめ
授乳量の目安をご紹介しましたが、元気でもっと飲みたがる子猫には目安より多く与えても問題ありません。
ただし飲みすぎて吐いてしまう場合もあるので、おなかの張り具合や子猫のようすをしっかり見ながら量を増やしましょう。しっかりミルクを飲んで元気に成長してほしいですね。