子猫のうちはトイレが排泄をする場所ということがあまり理解できず、トイレで遊んでしまいがちです。砂に埋まってみたり、トイレの外に転がり出た砂にじゃれてみたり…。子猫らしく無邪気でかわいいですが、衛生面が気になりますね。子猫がトイレの砂で遊ばなくなるようにするにはどうすればよいのでしょうか。
トイレ砂で遊ぶ子猫への対策
子猫がトイレの砂で遊んでいる時、特にトイレの中で遊んでいる場合は極力叱らないようにしましょう。子猫が「トイレの中に入ったこと」を叱られたと勘違いして、トイレに行かなくなってしまう恐れがあります。
砂で遊んではいけないということを覚えてもらうよりも、砂で遊べないように対策をしましょう。
トイレの砂を外に持ち出しじゃれているとき
トイレの砂で遊んでしまう子猫に特に多い遊び方です。じゃれついているうちに砂粒が転がって、どんどん遠くまで砂を運んでしまいます。
砂が猫の身体や肉球にの間にくっついたままトイレの外に運び出されてしまうことが原因です。排泄物にかけようとした砂が外まで飛んでしまうこともあります。また、遊びたくてあえて掻き出してしまう子もいます。
対策は…
市販されている砂ガードグッズが有効です。猫砂を外まで持ち出せなければ、じゃれついて遊びまわることもありません。
掻いた砂が外まで飛び散らないようにするガードやカバー付きのトイレ、足の裏についた猫砂を落とすマットなどがあります。トイレまわりに配置するだけでかなり効果があります。
ゴロゴロと砂に身体をこすりつけているとき
猫には「砂浴び」という習性があります。ゴロゴロしながら背中を床や地面にこすりつけるようすを見かけたことがある方は多いのではないでしょうか。身体を地面にこすりつけることで害虫を落としたり、マーキングをしているのです。
猫の祖先は砂漠に住んでおり、もともと砂の上でおこなわれていた行為のため砂浴びと呼ばれています。
対策は…
砂の種類が変わると砂浴びをやめる子猫が多いです。粒の形状や質感など、猫の好みで差が出るようです。砂浴びが気になる場合は違う種類の砂に変えてみましょう。
まとめ
ほとんどの猫は成猫になるにつれてトイレの砂で遊ぶことはなくなります。しばらくの間は大変ですが、ご紹介した対策を参考にしてみてください。
また、なるべくトイレを小まめに掃除し、子猫が汚れてしまったらお風呂に入れて清潔に保ってあげるようにしましょう。