まだ体が小さな子猫が餌を食べないと心配になりますね。
餌を食べない日が続くと体力が続くかどうかも不安ですし、免疫力が低下してしまうと他の病気にかかりやすくなるのも気がかりです。
子猫が餌を食べない時は、見た目では元気でも必ず理由があるはずです。今回は必ず確認すべき4つのポイントについてご紹介します。
子猫が元気なのに餌を食べない4つの理由とは?
では順番に1つずつ詳しく解説していきます。子猫は元気そうに見えても体調が急変する恐れもあります。
子猫が餌を食べない時は、元気そうに見えても以下の点をしっかりチェックしてみてください。
外傷がないか確認する
子猫が餌を全く食べてくれない時は、既に何らかの体調不良が出ている可能性があります。
まずは目で見て分かる体のケガをしていないか確認してみましょう。子猫はケガをしていると元気はあっても痛みのストレスから餌を食べなくなってしまうことも多いです。
体が冷えていないか確認する
子猫はまだ体が完全に出来上がっていないため未熟です。
成猫に比べると体温維持をするのが難しいため、すぐに体が冷えてしまいます。
寒い時期やクーラーが効いている室内で飼っている時は、子猫の体が冷えていないか確認し、必要に応じて対処してあげましょう。
水分を飲めるか確認する
もし何かの病気になっている時は、水分すら取れなくなる子も多いです。
餌を食べなくても水分をしっかり取れているならまだ安心ですね。水分を自力で取れずにグッタリして元気がない場合はなるべく早く動物病院に連れて行って診察を受けたほうが良いでしょう。
ストレスを与えていないか確認する
親猫と離れてすぐの場合やお世話をする人が変わった時は、ストレスから餌を食べなくなることもあります。
元気はあるのに、餌を食べない時はしばらく様子を見て環境に慣れるのを待ってみてください。
歯の生え変わりの時期の可能性
子猫の乳歯と呼ばれる赤ちゃんの時の歯は、生後およそ1ヶ月頃から~1ヶ月半ほどの間に生えそろいます。
そして生後3ヶ月頃からおよそ4ヶ月間ほどかけて永久歯へと生え変わります。この乳歯から永久歯に生え変わる時期は、子猫は歯がむず痒く感じたり、場合によっては痛みを感じることもあるため一時的に餌を食べなくなってしまうことがあります。
しかし体は元気なら当然お腹は空いていますので、消化が良くて口当たりの良い食べやすい餌を準備してみてください。
歯の生え変わりの時期は部屋の中にある物を手当たり次第に噛み、出血することもあります。基本的には時期が過ぎると症状は落ち着きますので、元気に遊んでいるなら様子を見ても良いかもしれませんね。
うんちが出ていないためお腹が張っている
またまだ体が未熟な子猫の場合は、うんちが出ていないためお腹が張り苦しくて食欲が無くなっているケースも考えられます。
いわゆる便秘ですね。人間でも便秘が続くと食欲が無くなることがあります。このような場合は、子猫のお腹を軽く指で円を描くようにマッサージして排泄を促してあげたり、水分を多く取らせたりするのも効果的です。
どうしても便秘が改善されない時は医師の指示で薬を使って排便させることもあります。
まとめ
子猫が餌を食べない時は元気に遊びまわっていても心配になってしまいますね。
毎日子猫のお世話をしている飼い主さんなら、少しでも異変があれば必ず何か違和感を察知できるはずです。
少しでも不安な時は専門家である動物病院の医師に相談するなどして、早めに正しく対処することが大切ですね。