猫の年齢は人でいう何歳にあたるのでしょう。全ての動物に言えることですが、人が決めた1年という日数計算に当てはめて動物も年を取っていきます。しかし、動物ごとに寿命も変わってきます。寿命とは自然に命が尽きるまでのことを指しますが、人間が手を加えることで寿命が延びる動物やその逆もいることでしょう。年齢を表す際は、寿命から見る年齢換算で判断されることが多いです。しかし動物が全て人間と同じように時を経れば脳が発達するのかと言われるとそうでないことも多いので、猫の2歳が人間の2歳というようにはいかないのです。
猫の年齢は人間に置き換えると何歳?
では実際に猫の年齢は人間でいうところの何歳に当たるのかを解説します。
まず、猫は人間と比べると格段に早く成長していきます。大人になっても知能レベルは人間でいう2~3歳ほどだと言われています。猫は生後約1年半頃には人間の成人と同じように大人だと言われています。また、生まれてから2か月間はひと月に(人間でいう)4歳もの歳をとるとされています。生まれて2ヶ月から3ヶ月の間に2歳年をとり、生後3ヶ月から1年までは3ヶ月ごとに4歳年をとるとされています。1年~1年半までで2歳年をとり、そこからは1年ごとに4歳年を取ると言われています。
猫の年齢でいつから大人?
昨今の日本では選挙権が18歳になったように、大人と言える年齢が18歳であれば猫は1年程で人間でいう18歳に当たるので、「猫は1年で大人」と言えるでしょう。20歳を大人とするならばその半年後の生後1年半が成人ならぬ成猫と言えます。大人になっても人間の知能レベルと比べると、猫は人間の2~3歳の子と同じくらいだと言われているので、あくまで身体の発達から見ての大人ということにもなります。
年齢ごとに気を付けること
人間も年齢ごとにかかりやすい病気があったり、病気を考えなければいけない年になったりします。猫も同じで、小さいころだからこそかかる病気や風邪、年を取ることで増えてくる病気のリスクがあります。年齢ごとにどのようなことを気を付けていかなければいけないのかを解説します。猫は成人するまでが一番お腹を下しやすいようです。そして粘膜も弱いので成人までは結膜炎にかかりやすかったりします。1歳~9歳頃までは膀胱炎が一番なりやすいです。毛玉を吐き出す力がまだ強いので嘔吐も多いことでしょう。10歳以降になると腎不全がかなりの確率で出てくるのでこのあたりからはシニア猫とも呼ばれています。
猫の寿命年齢
猫の寿命は15年と昔から言われていて、猫生誕1年半~2歳の間も4歳年をとってその後1年ごとに4歳を15歳までやると+14歳なので14×4+20=76歳で寿命と言われていました。最近では人間換算20歳(猫年齢96際)以上生きる猫も少なくありません。
まとめ
人と猫の1年という時の違いを理解して頂けたと思います。猫の年齢ごとにかかりやすい病気もあるので、健康診断も人以上にしていかなければ発見が遅れてしまうこともあります。成猫になった後でも、人間と猫が歳をとる時間は4倍も差があるということを忘れずに、しっかり体調管理をしてあげましょう。