猫の声が出なくて心配になる飼い主さんは多いでしょう。
声が出なくなる原因としては、猫風邪や咽頭炎といった病気や、ストレスが考えられます。
猫の異変に気がついたら、早めに受診をしましょう。
また病気やストレス以外に、猫の鳴き方の一種であるサイレントニャーの可能性もあります。
この場合は愛情表現にあたる行動なので安心しましょう。
猫の声が出ない原因①病気やストレス
猫の声が出ない場合、病気やストレスが考えられます。
予想される病気やストレスの具体例は以下のとおりです。
猫の様子をよく観察し、早めに受診をするようにしましょう。
猫風邪や咽頭炎
猫風邪や咽頭炎に罹患した際に、猫の声が出なくなることがあります。
猫風邪は、猫ウイルス性鼻気管炎や猫クラミジア感染症の総称です。
声が出なくなるほか、目やにや鼻水などの症状も見られます。
ストレス
ストレスも猫の声が出ない原因のひとつです。
繊細な性格の猫がストレスを抱えることによって、声が出なくなってしまう場合があります。
転居や、新しく猫を迎え入れるなどの環境の変化がストレスの原因の一例です。
やむを得ない場合もありますが、なるべく猫の負担にならないような生活を心がけましょう。
猫の声が出ない原因②サイレントニャー
猫の声が出ない原因は、病気やストレスによるものだけではありません。サイレントニャーとは何かを、行動の理由とあわせて順番に紹介します。
サイレントニャーとは
普段鳴くときと同様に口を開けているのに声が出ていない、という飼い猫の様子を目にしたことはありませんか。
体調不良の兆候が見られずにこの行動をしている場合は、サイレントニャーであるといえるでしょう。サイレントニャーとは、猫の鳴き方の一種です。
とても高い周波数の鳴き声であるため、人間の耳では聞き取ることができません。
そのため声が出ていないように感じますが、猫同士では聞き取れているといわれています。
どうしてサイレントニャーをするの?
サイレントニャーは猫にとって、最上級の愛情表現だといわれています。もともとサイレントニャーは、子猫が母猫を呼ぶために発する鳴き方です。
そのため飼い主に向かってのサイレントニャーには、信頼と親愛の情が込められているといえるでしょう。
またゴロゴロと喉をならすときよりも、甘えている状態とも考えられています。
猫の声が出ない原因は、体調不良と愛情表現のどちらもあり得ます。どちらか正確に見極めるためにも、日々の体調チェックは欠かさないようにしましょう。