猫が下痢をした！原因や対処法とは？

猫の下痢には、複数の原因があります。消化不良やアレルギー、異物の誤飲、ウイルスや寄生虫への感染などが、その一例です。猫が下痢をした際の対処法としては、排泄物の状態観察や、猫の体調チェックがあげられます。また動物病院に受診することも大切です。

猫の下痢の原因とは？

猫の下痢にはさまざまな原因が考えられます。どのような原因があるのか、それぞれ解説します。

エサの種類の変更や食べすぎが原因で消化不良を起こし、下痢につながる場合があります。また食物アレルギーも下痢の一因です。普段あまり口にしないものを食べた後の下痢は、アレルギー反応の可能性があるので注意しましょう。

猫の体にとって有毒な食材や、おもちゃの欠片など、異物を誤飲してしまった際にも下痢症状がみられます。猫が口にすると危険なものは片づけることが大切です。

パルボウイルスや猫コロナウイルスなどが原因で起きるウイルス性感染症の症状として、下痢が現れることがあります。また元野良猫である場合、コクシジウムなどの寄生虫に感染していることも珍しくありません。保護した際には、下痢症状が出ていなくても検査をしておきましょう。

愛猫の下痢に対して飼い主さんにできる対処法は何かを解説します。

猫が下痢をしたときは、便の色や形、やわらかさを観察するようにしましょう。排出された便は、動物病院に持参できるように、可能な限り採取しておくことをおすすめします。また嘔吐や食欲不振など、下痢以外の症状が出ていないか、愛猫の様子もあわせて確認しましょう。

多少の軟便であれば心配無用といえますが、食事や水分を摂らず、下痢が長く続くようであれば速やかに動物病院に受診しましょう。特に下痢に血が混じっている場合は、消化管内で出血が起きている恐れがあり、緊急性が高いと思われるので注意が必要です。

猫が下痢をしてしまったときは、驚いて焦ってしまうかもしれません。普段の便の状態を把握しておくことで、猫が突如下痢になった場合でも落ち着いて対処できるでしょう。