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猫は「ほうれん草」を食べてはダメ?理由と注意点をご説明

猫に野菜を食べさせるときに、玉ねぎやニラなど猫に悪いと有名な野菜を食べさせている方はいないと思います。

しかし、ほうれん草は猫が食べてもいい野菜なのでしょうか?

ほうれん草はアクも強そうだし猫が食べるのは良いのか?ダメなのか?悩んでいる方に、猫にほうれん草を食べさせていいのか、食べさせる時の注意点をご説明します。

猫は「ほうれん草」を食べてもいいか?

肉食動物の猫は、雑食の犬とは違い野菜を食べる必要はありません。

ですので、猫はキャットフードと水分を摂取すれば、猫の健康は維持できます。

中には、「キャットフードは味気なさそう」とか、「美味しいものを食べさせたい」などと考える飼い主さんもいると思います。

ほうれん草は猫にとって毒であるわけではなく、命に関わる食べ物ではありません。しかし、あげる必要はないので猫にほうれん草を食べさせるのは止めましょう。

猫は、ほうれん草を食べない方がいい理由

ほうれん草には、栄養分がたくさんは含まれていることから、猫の健康に良さそうな気がします。

しかし、猫は体内でブドウ糖をもとにビタミンCを作ることが出来るので、ビタミンCを特別に取る必要はないです。 

猫の消化器官は、人間の消化器官とは異なります。

肉食動物である猫にとって、ほうれん草は消化しにくい食べ物です。

その上、生のほうれん草には猫に有害な「シュウ酸」という成分が入っています。

この「シュウ酸」が猫にほうれん草を食べさせない方がいい理由です。

猫が、ほうれん草を食べるとどうなる?

猫が、ほうれん草に含まれるシュウ酸を摂取すると尿路結石になりやすいです。

人間も、ほうれん草を生で大量に食べると尿路結石につながることがあります。

尿路結石とは、腎臓、尿道に結石(小さな石のようなもの)が出来る病気です。

猫の結石はさまざまですが、ほうれん草を食べることにより発症リスクが高まるので、猫にほうれん草を食べさせない方がいいです。

猫にほうれん草をあげるときの注意点。

猫には、ほうれん草をあげない方がいいです。

しかし、どうしてもあげたいときには、気をつけないといけない注意点があります。

ほうれん草の食べさせ方

ほうれん草にはシュウ酸が入っていて尿路結石の原因となる可能性があることを説明しました。

このシュウ酸は水溶性のため、水に溶けます。

たっぷりのお湯で、ほうれん草を茹でることでシュウ酸を50%~80%まで減らすことが出来るのです。

電子レンジで加熱すると、シュウ酸が水に溶け出ることがなくシュウ酸は減らないので、めんどうでも必ずお湯で茹でます。

茹でた後に冷たい水にさらせば、さらにアクが取れるのでおすすめです。

茹でたほうれん草の熱が冷めたら、細かく刻んで猫にあげましょう。

大きいままだと、猫の歯や気管につまってしまう可能性があるので必ず細かく刻むようにします。

しかも、ほうれん草は猫にとって消化が難しい食べ物で、大きいままだと胃腸に負担がかかるため注意が必要です。

ほうれん草の量

猫がほうれん草を気に入ってしまっても、毎日与えるのは避けます。

ほうれん草は、食べさせる頻度が少ない方がいいです。

ほうれん草を食べたからといって、猫の命が危ないというものではありませんが、猫の負担にならないように、少量を細かく刻んでから、たまに食べさせる程度にしましょう。

まとめ

猫に、ほうれん草を食べさせてもいいか疑問に思っている方に理由と注意点を説明してきました。

今回のポイントは以下の通りです。

  • 猫が、ほうれん草を食べたからといって命に関わることはない
  • 猫に、ほうれん草は食べさせない方がいい
  • ほうれん草のシュウ酸が、猫を尿路結石にする可能性がある。
  • 猫に、生のほうれん草は食べさせない。
  • 猫に、ほうれん草を食べさせるときには、お湯で茹で、水にさらし、細かく刻んで食べさせる
  • 猫が、ほうれん草を気に入っても、毎日は食べさせず、たまに食べさせる程度にする。

参考にしていただき、猫と飼い主さんの食生活の参考にして、楽しい食生活にしてください。

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