子猫がなかなかミルクを飲んでくれないと、心配になってしまいますね。子猫がミルクを飲みたがらないのにはどんな理由があるのでしょうか?考えられる理由と対処法をご紹介します。
子猫がミルクを飲まない理由と対処法
子猫がミルクを飲まなくて一番気がかりなのは、飲まない原因が体調不良かどうかではないでしょうか?
日頃から子猫のようすをチェックして、すぐに異常に気付けるようにしておきましょう。
おなかが張っている
体の小さい子猫は、ウンチやおしっこでおなかがいっぱいだとミルクが飲めません。おなかをさわってパンパンになっていないか確認しましょう。
生後約3週間までの子猫は自力で排泄ができないので、サポートしてあげる必要があります。
ぬるま湯で濡らした柔らかい布でお尻をトントンしてあげましょう。刺激によって排泄が促されます。
体温が下がっている
子猫の体温は38~39℃くらいが一般的です。
生後間もない子猫は自力で体温を保持できません。温度の低すぎる環境だと食欲が減退することがあります。
ペット用ヒーターや毛布などで温めてあげましょう。
哺乳瓶やミルクの温度が合わない
哺乳瓶はきちんと子猫用のものを使いましょう。
子猫用の哺乳瓶を使っていても、吸う力が弱い子猫だと上手に吸えないこともあります。ようすを見て吸いづらそうであれば、少しずつ乳首部分の穴を広げましょう。
逆に穴を大きくしすぎてしまうと、ミルクが一度に口に入る量が多くなりむせてしまいます。
ミルクが気管に入ると肺炎の原因になることもあるので注意が必要です。
また、ミルクの温度は母猫の体温と同じ38℃程度が適温です。
ぐったりしている時は病院へ
ミルクを飲まないだけでなく、ぐったりしているときはすぐに病院へ連れて行ってあげましょう。ぐったりしている以外にも
- 温めているのに体温が低い
- ミルクを吐いてしまう
- 皮膚を引っ張るとなかなか戻らない
- サポートしても排便・排尿しない
といった症状が見られたら受診をしましょう。
ミルクを飲まないけれど元気な子猫は
たとえ元気でも、あまり長時間ミルクを飲まないようであれば獣医師に相談しましょう。
子猫は身体が小さく、いちどに栄養をたくさんとれないため小まめなエネルギー補給が必要です。
だいたい8時間ミルクを飲まないと低血糖を起こしてしまい、危険といわれています。
今特に症状が出ていないからと甘くみずに、絶対に目を離さないようにしてください。
まとめ
猫ちゃんがミルクを飲まないというのは、普通はないことですので、原因をしっかり究明しましょう。
哺乳機の温度などで改善が見られない場合は、食欲自体の問題ですので、迷わず獣医師に見せましょう。
食欲減退はその後の猫ちゃんの免疫力や体力に直結する問題です。甘く見ずに対応してくださいね。