明るい場所にいるときと暗い場所にいるときとで、猫の表情が異なると感じたことはありませんか。表情の変化には瞳孔の動きが関係しています。また目に入る光の量を調節している以外に、驚きや恐怖などの感情によって瞳孔が開くことがあります。
猫の瞳孔の仕組みとは?
細くなったり太くなったり、変化に富んだ猫の瞳孔の仕組みについて紹介します。
瞳孔が細くなるとき
瞳孔とはいわゆる黒目ですが、明るい場所にいる猫の瞳孔は細くなり、表情もキリっとしています。これは眼球に入る光の量を調整した、体の自然な反応です。猫の目の筋肉は縦に収縮するため、明るい場所にいる猫の黒目は縦長の一本線に見えます。
瞳孔が太くなるとき
暗い場所に身を置いているときは、光を取り入れるために瞳孔が太く開きます。そのため薄暗い場所にいるときの猫の表情は、いつもよりも柔らかく見えるでしょう。
猫の瞳孔が開くのはこんなとき
瞳孔が開いた状態の猫はより愛らしい表情になります。どのようなときに瞳孔が開くのか、以下に紹介します。
ご機嫌斜め
猫は表情よりも鳴き声で感情を表現すると思われがちですが、猫の目は感情を雄弁に物語っています。瞳孔が開いていることに加えて両耳を横に倒していた場合、何かを不快に思い機嫌が悪くなっている可能性があります。機嫌が直るまでそっとしておきましょう。
何かにそそられている
小さな虫やおもちゃなど、猫は動きのあるものに強く関心を示します。何かにそそられているときの猫の表情を見ると、瞳孔が開いていることが多いでしょう。
驚きや恐怖
大きな音など何かに驚いた際や、恐怖を感じた際に、猫の瞳孔は開くことがあります。この場合、瞳孔の変化だけではなくしっぽの毛が逆立っていることが多いでしょう。
猫の瞳孔は意外と雄弁です。鳴き声だけではなく、目の動きからも猫の感情を読み取るように心がけると、より愛猫と親密になれるかもしれません。