人間のように言葉でコミュニケーションを取らない猫は、身体のさまざまな部分で自分の気持ちを伝えあっています。どんなときにどんなサインを出すのかを知っておくと、猫の気持ちを知ることができて楽しいですよ。
今回は、猫が目を細めるときはどういった気持ちなのかについて解説します。
猫が目を細めるときはどんな気持ち?
猫は緊張したり警戒したりしているとき、あたりの様子をうかがうためしっかり目を見開いています。逆に目を細めているときはリラックスしていて、ゆったりした状態でいることが多いです。
目が合ったあとに目を細めたら
猫の社会では、目を見開いて相手の目を見る行為は挑発です。目が合うとケンカに発展してしまうので、猫どうしが遭遇してしまったときはお互いに目を合わせないようにします。
飼い主さんと目が合ったとき、目を細めることで「あなたには敵意がありません」という気持ちを表現しています。
また、細めた目をゆっくりまばたきしたら、相手に行為を抱いているという表現なのですよ。
ご飯を食べながら目を細めていたら
ご飯を食べているときに目を細めるのは、ご飯が美味しくてご満悦な状態です。フードを気に入っているかどうかの参考にできますね。
単にまぶしいだけのことも
暗いところでも活動できる猫の目は、光に敏感です。明るい室内がまぶしくて目を細めているのかもしれません。
「ごめん寝」「すまん寝」と呼ばれる寝方をしているときは、部屋をまぶしいと感じている可能性があります。光を遮るために、顔を伏せたり前足で覆ったりしているのです。
猫が目を細めるのは病気や怪我の可能性も
片目だけを細める、しょぼしょぼしている感じがする、目やにや涙が出ているなどといった場合は目の異常を疑いましょう。早めに病院で診察を受けることをおすすめします。
猫の目の病気で多いのは結膜炎や白内障です。結膜炎を引き起こすウイルスのひとつに猫ヘルペスウイルスがあります。猫ヘルペスは猫風邪とも呼ばれ、結膜炎以外にもさまざまな不調を引き起こします。
まとめ
猫が目を細めるのはゆったりして気分のいいときです。猫が目を細めてこちらを見ていたら、目を細めてゆっくりまばたきしてあげましょう。飼い主さんが猫ちゃんを大好きな気持ちが、きっと伝わりますよ。